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8月下旬の土・日曜に行われる「火伏地蔵祭」は、各町内で奉納される「造り物」、勇壮な「裸みこし」など、地区の行事として300年以上も続く歴史あるお祭りです。
祭の起源は永禄6(1563)年、藤原之八田越俊氏(現在の八田家初代)が馬見原の竜専寺より現在地の地蔵堂へ移し、火伏祈願を行ったことに由来します。日向往還の宿場町として栄えた往来には、日用品を扱う問屋が軒を連ね、熊本、宮崎、大分から集まる行商人で賑わっていました。名物の「造り物」も商家ごとに奉納され、その店で扱う商品が材料になりました。その多くは茶碗などの日用品。解体した後も売り物にできるように、釘やノリは使わずに造られ、その手法は今でも受け継がれています。

火伏地蔵祭[裸みこし]
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