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巨大な「大造り物」の引き廻しで知られる『八朔祭』。農民の思いや町衆によって始まったこの祭は、今でも地域の豊かさを伝える秋の風物詩です。

田の神に感謝し収穫の目安を立てる日とされる八朔(旧暦8月1日)に、豊年祈願と商売繁盛を願い行われる『八朔祭』。宝暦7(1757)年、不作続きに悩む時の惣庄屋・矢部忠兵衛公豊に、細川藩が豊年祈願祭の開催を命じたことに始まり、約250年経った今でも地区の大祭として親しまれています。高さ3〜4m、大きいものでは5mを超える巨大な「大造り物」は、商店街の各連合が趣向を凝らし、競い合って造られます。

テーマは世相を風刺したものや動物などさまざま。また、竹や杉、シュロの皮など山野に自生するものを材料にするのが矢部の「大造り物」の特徴。ダイナミックな「大造り物」には、自然への感謝や細やかな心配りが随所に織り込まれています。

令和6年度八朔祭にて作られた大造り物の展示場所は上記マップのとおりです。

この機会にぜひ、全大造り物をご鑑賞ください。

 ・金賞 及び 大造り物大賞:大川町・下大川連合組

 ・銀賞:新町中連合組

 ・銅賞:下市連合組

​(外部リンク)

八朔祭2019.jpg

過去の​大造り物です。他にも各商店街が趣向を凝らした大造り物が町内を練り歩きます。

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