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分水古桜
ぶんすいこざくら
《アクセス》
九州脊梁三方山の東山麓にある。したがって車では近づけない。歩行ルートとしては内大臣林道椎矢峠からが、1時間と最も近いが矢部側からは通行止めとなっていてしばらくは復旧しそうにない。その他、向坂山から稜線伝いに、遠見山那須往還からともに片道3時間の歩行となる。近年、この稜線伝いを走り抜けるトレイルランが開催されていて多くのランナー達の目にとまることとなった。
九州中央山地一帯にはその地域の人々を見守ってきた守り神ともいえる巨樹・古木がたくさんあります。数百年いや千年以上生き続ける巨樹を私たちは自然への畏れと感謝をもって崇めてきました。時代を超えてたくましく生きる巨樹に出会えば無償のパワーを感じます。地元の登山愛好者によって「分水古桜」と名付けられた、幹廻り5mはある「イヌザクラ」の古木、その名のとおり九州脊梁の尾根で、有明海に注ぐ緑川と太平洋に注ぐ耳川の分水嶺に人知れずひっそりと佇んでいます。主幹は途中から朽ち果て樹勢も衰えはじめていますが、桜の仲間では最も遅い6月中頃に白い小さな花を咲かせます。
付近の観光地・名所:三方山(徒歩30分)
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