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歴史ある景勝地

大藪山神のヒノキ 

おおやぼやまのかみのひのき 

《アクセス》

国道218号、矢部高を目印に左折して県道39号矢部阿蘇公園線を稲生野へ約8キロメートル進み、ここから県道152号線へと左折、800mで上りつめたところのT字路を農道へ右折。約700メートル進んだ畑の左側にある。

山都町御所一の瀬地区の集落の一つが大藪で、そこの雑木林に覆われた小高い山の上にある樹が「大藪山神の桧」と呼ばれるヒノキです。幹周が6mを越えるヒノキは珍しく、その主幹は地上2メートルくらいの高さで三つに分かれ、それぞれが幹囲2メートル以上の幹に分かれています。その3本の幹から外側に向かう枝がたくさん伸び、複雑に絡み合いながら横に張り出しているので、全体として大きな卵形をした独特の樹形を作り出しています。普通に見かけるヒノキは真っ直ぐに伸びた一本立ちをしていますが、この樹は山の神様の樹として自然のまま大切にされ、このような樹形になったのでしょう。心休まる豊かな印象を受ける姿です。地元の人たちは親しみをこめて「おおやぼんやまんかみさん」と呼んでいます。山の神は春は里に降りてきて収穫をもたらしてくれる神様です。現在でもお飾り、榊とお神酒を供え山の神として大切に祀られています。

 

付近の観光地・名所:一の瀬水源(車5分)、川島の大桜(車10分)、御所オートランド(車15分、悪路)

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