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元小峰の菩提樹
もとおみねのぼだいじゅ
《アクセス》
国道218号、旧矢部町と清和村の境にある交鶴橋を右折、小峰クリーンセンターを過ぎ三叉路を左折して約1km、元小峰集落の県道右上の畑上部に大きな墓地の左奥にある。入口に看板があるが文字が消えかけている。
ボダイジュとは中国原産シナノキ科の落葉高木で、古くから多くの寺院に植えられてきました。もともと日本に自生している植物ではありません。天明年間(1781〜1788)、この地の庄屋だった倉岡庄三郎が伊勢神宮に参拝したとき、京都から持ち帰って先祖の供養に墓地に植えたと伝えられています。それから二百年以上、しっかりと郷士倉岡一族の墓守をしています。主幹は昭和6年の台風で折れたそうですが、残った2本は樹勢盛んで、よく繁った葉が墓地全体を覆って菩提樹の森をつくりあげています。苔むした墓石に木漏れ日が射し込む穏やかな光景は、山里の風情をいっそう深みのあるものにしています。6月に葉のつけ根に芳香のある花を咲かせ、球形の実がなります。この樹は県内最大のボダイジュで、県内の寺院にあるボダイジュはすべて、この樹から苗を取って植えたものといわれています。
付近の観光地・名所:青葉の瀬(車3分)、清和文楽邑(車6分)、緑仙峡(車20分)
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